慢性頭痛との上手な付き合い方|タイプの把握で適した治療法

医者

基礎疾患のない頭痛

カウンセリング

慢性頭痛の中にはいくつかのタイプがあり、偏頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛とその混合型があります。主に頭の片側が脈拍に合わせてズキンズキンと痛みがくる偏頭痛は、血管が広がるために周囲の神経が引っ張られて起きるもので、生活のリズムが狂って自律神経に影響し血管の収縮と拡張リズムに変調をきたしたときに起こると考えられています。男性に比べて女性に多く見られ遺伝的な影響もあるともいわれています。睡眠不足や熱いお風呂に入った後、アルコールやたばこ、寝過ぎなどまたさまざまな誘発要因がありますが、心理的ストレスが原因になる場合もあります。対策としては、心理的ストレスが原因であると考えられる場合は、抗うつ剤や精神安定剤を処方してもらうことで良くなることがあります。またストレスが原因になっている場合、そのストレスから解放された時に頭痛発作が起こりやすいといわれています。ストレスをうまく発散させて精神状態の起伏を大きくしない工夫が大事です。偏頭痛は前兆として目の前がチカチカしたリ星のようなものが見えたり、首筋や肩が張って生あくびがでたりすることもあります。頭痛発作は週に1〜2回繰り返して起こることもあり、体を動かすと酷くなります。規則正しい生活を心がけ、兆候が見られるような時は、光や音を避けて暗く静かなところで安静にすることで痛みを軽減できます。頭痛が重度になると日常生活に支障をきたしてしまうので、誘発原因を避けることはもちろんですが、他に病気が潜んでいないか病院で検査してもらうことも大切です。

慢性頭痛の他のタイプの緊張型頭痛は、慢性頭痛の中の7〜8割を占めています。これも精神的なストレスや長時間に及ぶ不自然な姿勢や過労で筋肉が緊張して血管を圧迫するため血液の循環が悪くなって頭痛を発症します。男女差なく中高年に多いのですが、ゲームのし過ぎで慢性頭痛を起こす若年も増えてきています。緊張型頭痛は圧迫感があって頭を締め付けられるような痛みが続きます。後頭部を中心にして頭の両側、首筋、肩、目にも痛みが及びます。だんだん痛くなってその痛みはだらだら続きますが、夕方に強まることが多く、仕事による身体的な疲労や精神的ストレスが溜まって発症すると考えられています。また不安や過度の緊張、抑うつ状態などでも症状があらわれることがあります。精神的ストレスをうまく発散してコントロールし、それでも改善されない場合は病院で薬物治療をしてもらうことです。慢性頭痛のもう一つのタイプである群発頭痛も血管の拡張が原因であると考えられています。群発頭痛は、1〜2カ月毎日転げまわるほどの痛みが目の奥やこめかみを襲うのが特徴です。発作を抑える薬を専門医に処方してもらうことが大切です。この薬物治療をしてもらうことも大事ですが、一番は原因とされるストレスなどを取り除くことです。心療内科などではストレスを排除して慢性頭痛を解消していくという方法が行なわれているので、もし普段の食生活や姿勢などを意識していても慢性頭痛が解消されない場合は、内面的な問題解決のため、心療内科のような病院に行ってみましょう。保険の効く病院が多く、初診でもそこまで掛からないので、気軽に行けます。